新型コロナウイルス感染拡大により今後の就活戦線が厳しくなると言われています。今、活動をしている令和3年卒業予定の学生は、選考早期化の影響もあり、コロナ禍でも採用活動は進んでいました。本格的に影響が出るのは来年活動をする今の3年生、つまり4年卒からとみられています。実際に、4年卒学生の多くが自分たちの就活は厳しくなると考えています。
過去にも、売り手市場から買い手市場に一変したことがありました。平成20年(2008)年9月に起こった世界的な金融不況、リーマン・ショックです。これを契機に就職環境は激変し、それまで続いた売り手優位から買い手優位へと変わりました。実際に影響を受けたのは、リーマン・ショックの翌年に就活をした22年卒の学生で、今回のコロナ禍も状況が似ているかもしれません。
リーマン不況下で学生はどのように就活に挑んでいたのでしょう。22年卒の学生からは、就活を開始した当初は、「経済状況の悪化により採用人数を減らす企業が多そうで、就職できるか不安だ」「これからどうなるか分からない」といった声が多く聞かれました。一方で、「大手企業のような安心感がないため、この不況下で本当に大丈夫か心配だ」のように中小企業の先行きを不安視する意見もありました。
不況になると、学生は安定志向に走ります。大手志向から視野を広げることができなかったり、危機感から企業の業績や採用数を頼りに企業を選びがちになったりします。その結果、特定の企業に応募が集まり、より厳しさを実感することになった学生も多くいました。
一方、企業は厳選採用になるといわれています。採用人数は決めたとしても、自社の採用基準を満たす候補者が少ない場合は、採用人数に満たなくても採用しないというものです。
幅広い視野を持つべきだと、就活を終えた学生は後輩たちに言葉を残しています。「志望業界を早いうちから絞り過ぎないようにしたほうがいい」「ちゃんと調べずにこの会社は小さい、レベルが低いと、決め付けないこと」「規模が小さくてもやりがいのある会社が多い。大学の求人票が役に立った」など企業探しの視点が重要といえそうです。
当時は企業には手書きのエントリーシートを提出し、企業説明会に足を運び、と時間とお金がかなりかかりました。活動量が増えれば増えるほど、手間がかかっていました。しかし、今回、コロナ禍によって、オンラインでの就活が進められる企業が多くなり、効率よく進められるようになりました。時間を有効に使いながら、先入観にとらわれず広い視野で活動するのが肝要だといえそうです。(キャリタス就活 吉田治)
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September 04, 2020 at 05:23AM
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